ドラッカーによれば、「事業の目的は顧客の創造」ということになります。
事業が何かを決定するのは顧客である。財やサービスに対し支払いを行なうことによって、経済的な資源を富にかえ、モノを商品に変えるのは、顧客だけである。
つまり、自分がある起業アイデアを見つけ、それを商品やサービスとして提供したとしても、それに価値を感じて代価を支払う人がいなければ、事業としては成り立たないという至極まっとうな話です。
逆に言えば、ある商品やサービスに対して10人中9人が価値を感じないとしても、残りの1人がそれに対して非常に価値を感じてくれれば、その人に対してそれなりの金額で商品やサービスを提供することで、事業としては成り立つということです。
私もニュースレター作成支援でこのサービスを立ち上げた時も、ほとんどの人からは、“ニュースレターって何?”という反応でしたが、一部の人たちからはとても好意的に受け入れられてここまでやってこれたと思います。
ドラッカー氏の言葉も以前はよく理解できませんでしたが、今はそれなりに分かってきた感じがします。