ドラッカーの言葉は概念的なものが多いので、一読しただけではよく理解できないものもあります。
■企業が自ら生み出していると考えるものが、重要なのではない。特に企業の将来や成功にとって重要ではない。顧客が買っていると考えるもの、価値と考えるものが重要である。それらのものが、事業が何であり、何を生み出すかを規定し、事業が成功するか否かを決定する。
■企業の目的が顧客の創造であることから、企業には二つの基本的な機能が存在する。すなわち、マーケティングとイノベーションである。この二つの機能こそ起業家的機能である。
つまり、顧客の側からみてその商品やサービスに価値があると認めてもらわなければ、企業には将来も成功もない、ということですね。
ドラッカーの本によく登場するフレーズが「顧客の創造」。企業は世の中に対して価値を提供しなければならないが、その価値を決めるのは顧客のほうである、ということになります。
そしてその顧客の創造に必要なものが「マーケティング」と「イノベーション」だといっています。要は、商品やサービスを顧客に合わせる活動(=マーケティング)をし、それまでにない付加価値の高いモノやサービス(=イノベーション)を、企業は常に提供していかなければならないということだと思います。
非常に高いレベルの要求だと思いますが、それが出来なければ生き残ることはできないのですね。
ニュースレターのサービスも今までのやり方に安定するのでなく、もっと付加価値の高いものにせねば、と思いました。