しばらく前に参加した特別ベンチャー大学の講師、起業支援ネットワーク「NICe」の増田さんの話をふと思い出しました。
講演のなかで、「日本人は“身びいき”と“せっかく”が大好きな民族です」という話題になりました。この時は「せっかく」という価値観を地域経済の活性化につなげようという話でした。
行われている点です。いわゆる観光ですね。日本人は“身びいき”と“せっかく”が大好きな民族です。『せっかくここまで来たのだからたくさん買って帰ろう』という経験は誰でもあるはず。さくらんぼ狩りであれば、農園で生産者と触れ合うことができますし、気に入れば通販でリピート客にもなる。つまり、さく
らんぼという一つの農産品が核となって、地域の経済を活性化してくのです」 (以上、起業支援ネットワークNICeより転載)
で、この時は「身びいき」については話をされませんでしたが、確かに「身びいき」というのは私たち日本人にはかなり共通の価値観ではないかと思います。
「外食しにいくなら、“あの人”の店にいこう」
「この仕事を頼むなら、“あの人”にお願いしよう」
「“あの人”のお店で○○を買おう」
といった具合です。この時、商品やサービスがある程度のレベルにない場合は論外ですが、もし同程度のレベルだったとしたら、知らない人からモノを買ったり、サービスを受けるよりも、やはり知っている人のほうを選ぶと思います。
ニュースレターの力の1つに、こんな身びいき力があります。定期的にニュースレターを送ることで、相手の人に、自分のことを身びいきしてもらえるということですね。