先日、経営者の学校様の主催セミナー「顧客フォローに最適なニュースレター作成術」で、セミナー講師を務めさせて頂きました。当日は会場に5名、ZOOMを使ったリモート参加が3名ほどでした。ZOOMを使ったセミナーは初めてでしたが、主催者の山内先生とスタッフの井上様のおかげで、ZOOMのことは全く意識せず、会場参加者に集中してセミナーを行なうことができました。おそらく私1人でセミナーを行なっても、会場とZOOM参加者の両方にストレスなくセミナーを開くことはできなかったと思います。山内先生、井上様、ありがとうございました!
セミナーの翌日、参加者のお一人からメールで質問を頂きました。面白い内容でしたので、ここでシェアしたいと思います。
「ニュースレターの効果についてお伺いします。新規客の獲得にはどのくらい貢献していますか? 年間で何件とか、売り上げの何割とか差し支えない範囲で教えていただければ幸いです。」
セミナーでは、私はいつも「ニュースレターには売り込み的なことを書かないでください」と伝えています。ニュースレターの目的は、読み手(既存客や見込み客)との信頼関係構築ですので、まずはニュースレターを継続的に読んでもらって、信頼関係ができてから、セールスを行なうのが良いと考えています。その場合のセールスも、ニュースレターの中で行なうのでなく、別紙のチラシやセールスレターを同封するほうが効果的です。
さて、先ほどの質問に対する私の回答は次の通りです。
ニュースレターそのものの反応率を測るのはとても難しいです。ニュースレターに同封したチラシの反応率であれば測ることはできますが、チラシ単体の反応と、ニュースレター+チラシの反応を計測する必要があります。
私の場合、「サイト経由でのニュースレターのサンプル請求」「セミナー参加者との名刺交換」が起点となって、ニュースレターを送り始めることが多く、そのうちの一定数が顧客になってくれます。しかし数ヶ月以内に顧客になる場合もあれば、数年後になる場合もあります。
最近思うのは、ニュースレターを出すことは、例えば、鮮魚店の店主が毎朝、店の周りを清掃したり、通行人に「おはようございます」と挨拶したり、あるいは店頭で、良いサンマの見分け方を教えるのに似ているのではないかということです。通行人は、誠実で魚に詳しい店主の姿を見て、“今度このお店で買ってみよう”と思うのではないでしょうか。
だからといって、何回挨拶したから、新規客が何人増えたと計算するのは難しいでしょう。ただ、ニュースレターが顧客づくりに良い影響を与えるということは確実に言えます。
以上、少しでも参考になればと思い、ご紹介しました。